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フルフォーストの美しい田園の中にあるワーリッツァー工場の風景







ワーリッツァー社の歴史 

 ワーリッツァー・ファミリーの伝統は17世紀までさかのぼることが出来ます。

ワーリッツァーの創設者、ルドルフ・ワーリッツァーは、1829年ドイツ北西部のサクソニーに生まれ、実家は楽器の製造販売ですでに広く知られていました。彼は1853年24歳のときにアメリカへ移住、その後1856年、THE WURLITZER COMPANY を創設しました。

初期の頃はドイツにから楽器を輸入し販売していましたが、1880年アメリカにおいてピアノの自社製作品を完成させ、1896年にはコイン投入式の電気ピアノ 『 Tonophon 』 を製作、そこからワーリッツァーの名前は世に広まっていきました。
次に映画や劇場専用のオルガン
『 Mighty Wurlitzer 』 の開発に成功し、当時の無声映画時代において一大センセーションを巻き起こし、ワーリッツァーの名を不動のものにしました。
その後、後継者である息子のFarny Wurlitzerは、ジュークボックスのメカニズムに関する特許権を買取り、そのメカニズムの発明者や当時注目されていった才気あふれるデザイナー、Paul Fuller等を雇い入れ、ニューヨーク州ノーストナワンダの新社屋で彼らは想像力を集結し開発を重ね、1933年ワーリッツァージュークボックスの第一号
『 P10 』 を完成させました。そのころには [ ワーリッツァー ] [ ジュークボックス ] の代名詞となり、市場の60%以上を占めるようになりました。コインを挿入し10枚の78回転レコード(SP盤)から曲を選ぶことができるようになり、この原理は現在CDの時代に至っても変わることなく受け継がれています。

1930年代から1940年代にかけて、デザイナーのPaul Fullerは、プラスチックやガラス、木目を生かし、まるで工芸品のようなジュークボックスを次々と開発していきました。デザインの色合いやジュークボックスの普及が目覚しかったことから、この時代をジュークボックスの『 ゴールデンエイジ 』と呼んでいます。

1941年戦争の勃発により、アメリカ政府はワーリッツァーの工場を軍需用品の生産会社に指定、金属やプラスチック使用制限が終戦まで続く中、ジュークボックスのニューモデルを研究開発し続け、ガラスや木を取り入れることによってこの難局を乗り切り、その努力の積み重ねの結果、1946年、ワーリッツァーの歴史を代表し、現在もなお人気のモデル
『 1015 』 が完成したのです。美しく回転するバブルチューブとそのデザインのすばらしさに人々は魅了され、発売から18ヶ月間で56,000台を販売するという記録的なものとなり、ワーリッツァーの最大の成功となりました。

1950年ごろから自動車文化の影響を強く受け、ボディーはクロムメッキになり、自動車のテールライト風のデザインに変化していきました。銀色の光り輝くデザインが主流になったのを受けて、このころをジュークボックスの『 シルバーエイジ 』と呼んでいます。このころから45回転レコード(EP盤)が登場し、50枚からが選択可能になりました。

1956年、ワーリッツァー社設立100周年記念として100枚・200タイトルが選択可能な
『 モデル2000 』 を開発、1960年代以降はガラス越しに見えていた選曲装置を隠し、ボディー全体が四角いタイプが主流になりました。

 

1986年、ワーリッツァーを代表する人気モデル『1015』を現代に再びよみがえらせるという意味を込めた 『 1015 One More Time 』 が発売されました。続いて1989年にはCDタイプも開発され、今日も途切れない人気を保っています。

近年、これまで1015-OMTのボディ色は木目色(茶色)だけでしたが、ホワイト、ブラックと3種類に増えた上に、人気の iPod 等を接続できるタイプも製造されています。
また、ニューモデルとして、CDタイプ 『 Classic2100 』 、『 Classic2000 』 、1957年製モデル2100の復刻版や、 『 ビンテージ850 Peacock 』 、 「 1941年製モデル850Peacockの復刻版 」 等が発売されました。

2013年まで、ドイツの地方都市、フルフォーストの美しい田園風景の中にあるワーリッツァー工場で製造されていました。






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